【smoking city 1071/1095】「うるせえ、あほ、ぼけ、カス、死ね! 手前のことだろ

【smoking city 1071/1095】「うるせえ、あほ、ぼけ、カス、死ね! 手前のことだろ、手前で考えろ! オレはオレで忙しいんだよ! っくそが」

  • 11m

    【smoking city 671/1095】 なあ、と又次郎にさわろうとすると、又次郎は両手足を立てて、道の向こう側を警戒している。その凝視した目には、私の不安をあおるものが感じられた。

  • 41m

    【smoking city 670/1095】 以前、夢に出てきた猫の名前からとって「又次郎」と名付ける。私にとって、その名がしっくりときていたから。

  • 1h

    【smoking city 669/1095】「どこにいったんだ? なあ、又次郎」

  • 1h

    【smoking city 668/1095】 手の甲に少しかゆみがあったので、私は猫から手を離し、ポリッとひとかき。ふと隙間をのぞくと、「あれ?」と思った。さきほどまでそこに見えたはずのオニイサンたちの姿がなくなっている。

  • 2h

    【smoking city 667/1095】「けっこう優しいんだな、お前は」

  • 2h

    【smoking city 666/1095】 猫がちらっと私を見たような気がした。

  • 3h

    【smoking city 665/1095】「……同情されてるのかな、俺」

  • 4h

    【smoking city 663/1095】 かわいい奴だな、柄にもなくそう思っていた。自分以外の他にこころを注いでいると、充実感がわく。

  • 4h

    【smoking city 662/1095】 何かと、猫に会うことの多い気がするこの頃、これも何かの縁と、頭をなでてやるとすごく気持ちよさそうにしている。さらになでて毛並みもそろえてやると、その場にひざを折って丸くなってしまう。

  • 5h

    【smoking city 661/1095】 不憫に思われたのか、猫が声をかけてきた。そのカオを見るとなんだか笑っているようだった。都合のよい解釈かもしれないが、元気出せよって、そう言っているような気がした。