【smoking city 269/1095】 単に、犬に付いていきたくなかったからだ。あの犬といっ

【smoking city 269/1095】 単に、犬に付いていきたくなかったからだ。あの犬といっしょにいくと、なんだか元の世界に戻ってしまう気がして、それだけは嫌なのだ。

  • 13m

    【smoking city 589/1095】 なんとなく身体をさわられた気もするが、財布以外に貴重なものを持っていなく、確認したところ財布は大丈夫だったので、気にしないことにした。

  • 43m

    【smoking city 588/1095】 店を去る人の流れにまぎれて、さきほどのケータイをかけていた少年も外へ向かっていった。と、ドンという衝撃があり、私の身体はゆれる。おおかた、外店する流れの端っこが当たってしまったのだろうと、振り向きもしなかった。

  • 1h

    【smoking city 587/1095】 私が人々の間から見たのは、テレビに大きなクジラが映っていて、それが雄大に海を渡っていく姿だけであった。その次には、すでにテレビ電源が落ちていた。

  • 1h

    【smoking city 586/1095】 何があったんだろうと、首をまわして群集のほうを見る。と、先ほどまでの喧騒はどこへやら。男たちは皆、引いている。そして、一人また一人と、店から出て行く。

  • 2h

    【smoking city 585/1095】 一瞬で静まり返るバー内。

  • 2h

    【smoking city 584/1095】「あ、センセイ。チャンネルいじんなよ! ―――ッ!」

  • 3h

    【smoking city 583/1095】「そうやって、騙されていくネ」

  • 3h

    【smoking city 582/1095】「AKOに限って、ましてやおれに限って、そんなイージートラップに引っかかるわけねえだろ」

  • 4h

    【smoking city 581/1095】「ワタイは、お前らがズルズルと拉致されていく気がして、それを阻止したい。それだけ」

  • 4h

    【smoking city 580/1095】「わかってないのはセンセイの方だぜ。一度だって、中途で止めれたことないのによ。もう気付いてんだろ」